詩吟昇段試験

 日曜日は詩吟の昇段審査があり,朝9時頃に先生のお宅へ行き声出しをするが,腹に入ってとても良い感触.そのまま先生の車に便乗させてもらって会場へ行く.まだおしりが痛いので長時間の原付は避けたいという理由だが,雨降りだったので正解だった.それにしても,詩吟関係の行事のときは雨が多い気がする.前回の新城の大会でも,その前の昇級審査でもそうだったし.しかし,最近3回が雨降りだったというだけのことで,「〜に限って」などと思いがちな主観というのはあまり当てにならないものだ.
 10時から審査開始.級・段に関わらず上手な人が多く,とても面白い.さて,初段の部である.私も含めて初段に挑戦する人は2通りの吟題を選べるが,例外なく広瀬旭荘の「桜祠に遊ぶ」を選択しており,いろいろな「桜祠に遊ぶ」を楽しめた.自分の発表といえば,少々緊張してしまい目線が正面でなくうろうろしてしまい,また,背広のポケットが乱れていたりと細かいところで失敗してしまっていたようだ.詩吟自体はかなりうまくいったと思うが,結果は後日.
 一通り終了してから先生による講評があり,上記の毎度おなじみの全員向けの儀礼上の注意を受ける.上述のポケットや目線はこのときに言われたことだが,特にポケットに関しては私のことかもしれない.それにしてもこの先生のトークはユーモアがあって面白い.こんな風にしゃべれればお互いに楽しいだろう.お昼過ぎには全て終了し,また先生の車に乗せていただく.
 午後は,バイト先で昼食をとってから研究室に行き,今月の書道の課題にとりかかる.なにやら研究室はパーティー中だったので,寒いゼミ室へ移動.「寒生書とう」(「とう」の漢字が見つからなかった.木へんにつくりが日に羽?という字),意味は「火の気のない寒々とした書斎の様子」,この情景にぴったりだ.4時間ほど掛けて恐らく15枚程度書いたと思うが,今月は書道は休んでいたので先生なしで一人でしかも一日でやらねばならないという状況であり,あまり良い出来ではなかった.ともかく4枚ほど良さそうなものを選び,後で先生に見ていただくことにする.