悪意ある悪も悪意無き悪も

 コンピュータウィルスは意図的に生み出される「悪意ある悪」という点で憎むべき存在である.しかし,悪意ある悪も,悪意無き悪も,傘を持たずににわか雨に降られるようなものなんだろうなと思う.

 ・・・こうしたサービスはユーザーを助けるだけでなく、新しいマルウェアが主要ウイルス対策ソフトをうまくかわせるかどうかチェックする目的で、ウイルス作者が利用している可能性があるという・・・

 それにしても,ジャンクメールが9割近くのトラフィックを占めるってひどいな.交通渋滞における一通勤者は自身が一単位だけ渋滞を悪化させるという微少変化を認識できない.それに対してジャンクメールの送信者はその混雑すら感じないのだろうし,困ったものだ(通勤者が悪いとか言いたいのではない,念のため).受信者のメールボックスが溢れかえっているのに・・・
 公害のように,インターネットの外部不経済が今後どのように規制されるのか楽しみだ.