東三河地域の開発事業

豊橋東バイパス

 中日新聞1月30日の記事.国道23号豊橋東バイパスが2月26日に部分開通(野依〜七根IC間2.3km).浜松・湖西方面から豊橋港IC間での所要時間が7分短縮されるとのこと.三河港へのアクセス改善および市街地を通過する国道1号の迂回路として建設されているこのバイパス,国道1号潮見バイパスと接続する東細谷ICまで開通するのは2009年の予定らしいが,野依ICで接続する豊橋バイパスの前芝IC〜東三河ICとさらに名古屋側の蒲郡バイパスの開通はいつになることか.
 昨日のシンポジウムで,問題の本質は景観にあるとして日本橋上空に建設された首都高の撤去を求める提言を始めとする大都市再開発事業に対して,まちづくり交付金を利用して観光振興を図る地方都市を引き合いに出して「すごい・すばらしい・うらやましい」というコメントが出たことを思い出した.地方はまだまだインフラそのものが不足している.

豊川市の工業団地開発事業

 もう一つの記事は,豊川市の工業団地開発事業.豊川IC北西5kmの旧一宮町域に約40haの工業団地を開発,事業費は60〜70億円,5年以内に分譲を目指すという.

同市は,昨年2月に編入合併した旧一宮町との協議で決めた新市建設計画に新工業団地の立地を盛り込んだ.自主財源と雇用の場の確保を目的に,本年度からの第5次総合計画でも位置付けていた.
中日新聞1月30日朝刊

 確か,利便性の高い立地を生かして産業誘致を図る旧豊川市が土地を求めて旧一宮町を合併したという経緯だったと思う.研究で用いるデータの経年変化を見るにはこのような事情を知ることが重要で,過去にさかのぼって調べるにはかなりの労力が必要だが,やるしかないわけで.