司馬遼太郎氏の『峠』を,再読し始める.話の始めに主人公が人が止めるのも聞かず大雪の三国峠を越える描写が印象的だった.話の終わりに残留を希望ながらも八十里越を担架で担がれてゆくのと対照的だ.
 なお,ウィキペディアによると,史実では三国峠ではなく碓氷峠を越えたそうだ.