断片集

メモ

・入れるべき変数と落とした変数を書いておくとよい.たとえば死亡率関数で,所得が増えるほど死亡率が下がるはずだが,所得は有意にならなかった,など.
・「初」〜衣と刀,この漢字は元服と関係ありそうだ.
・「99%は仮定である」〜書名は失念したが,ある新書にあった一文.100%は仮定であるといいたいところだが,「100%は仮定である」ということも仮定であり,99%と言っているのだろう.
・全てを疑おうとする行為の主体である自分だけは否定できない.
・自分に隠し事はできないが騙すことはできる.
・人間を規定するのは彼の思い込みかもしれない.
・逸脱者を何らかの尺度で天才とかバカとかと呼ぶ.そして彼らには他人にできないことをできる.
・景品をとるのに大真面目になっているお母さんを見て悲しい.
・些細な自分の一言から聞きたくもない会話が始まった.しゃべるべきではない.
・事務所の挨拶練習機に人間味がないと殴られる夢を見た.夢のことはこのメモが伝えるのみで,もうその夢を見た事実すら覚えていえない.

同僚の大学2回生から聞いた話

(同僚)週末は友達と遊びたい.地元,家が一番.
(私)大学も遊びも部屋も実家もバイトも別に楽しくはない.
(同僚)ネガティブですね.楽しい場所をつくらないと.
(私)場所どころか楽しいという定義すらないのかもしれない.
 ・・・私も今まではそう思っていた.良い家庭で育てられたのだろう,そして,まだ若いのだと感じた.でも,全て知っていてこう言えるなら素晴らしいと思う.

どこまでも意味がない意味を探す議論を止めることについて

 意味付けの無限連鎖を解決するにはどこかに根源的ななにかを設定するか,連鎖を断ち切るしかない.その断面が根源的なものに当たるのかは考えないが.
 後者はつまり考えるのをやめること.でもそうしたら,どこに立って生きるのだろう.足をつける地面は自分で決めるもので,単なる思考の停止はフワフワと空中に漂うようなものだ.自由といえばまさに自由だが,全ては自らに由ることができる強靭さがなければ単なる根無し草だ.考えるのを止める,非常に難易度が高いことだ.