学内就活説明会

 夕方に学内の第一回就職活動説明会があるという放送を研究室で聞き,しぶしぶ行ってきた.私は就職対策など何もしていないのだが,さすがに準備を始めなければならない時期だ.しかし,困ったことに私は働きたくない.こんな状況では就活どころか,何の仕事にも就けないだろう.そこで,説明会とは離れるが,働きたくない理由を考えてみる.
 働くからには目的が必要だと思うので,自分はの場合は何だろうかと考えてみた.
・生きがい.
・仕事が好き.
・夢や目的のため.
・人間関係の拡充のため.
・家族のため.
・世の中のために役立ちたい.
・社会的地位のため.
・お金のため.
・生きるめ.
・働くことは普通のこと.
・社会で生きるため(=人間でいるため).
「仕事 目的」とgoogle検索してみたところ,トップだったのが「あなたの仕事をする目的は何ですか?」(Hatena Question)だ.いろいろな考えの人がいて,非常に面白い.でも,今のところ私には何もない.以下,情けないのであまり書きたくはないのだが,仕方がない.正直なところ,こんなことはどうでもよいから,働きたくないというのが本音だ.正直,すべてが面倒だ.
 でも,人生の目的というものは私にもある.どうせ生きるなら,なぜどうしてどのように自分は生きるのかを考えたい.自分とは,自分の生きる世界とは,一体何者なのか.現在,多くの物事はひたすら細分化を続けているが,それは,「 」からひたすら遠ざかっていると言えるのではないかと思う.私に語彙力がないので「 」に当てはまるようなよい言葉が思いつかないが,本質とか起源とか,あるいは「 」でいいのかもしれない(→空とでも表すのか).このような日々進化という毎日の中でそれにあがらうことなく,その流れをさかのぼり,その一端でもよいから本質に辿り着きたい.などと大層なことを言い始めたが,私はそう思う.私にとっての生きる目的は,自分だとか世界だとかいろいろな名前で呼ばれるものたちの「統合」にあると思う.もちろん,個々についての正確な理解,つまり細分化がまず必要だと思うが,最終的にはそこに向かうべきだと思う.
 閑話休題,仕事の話に戻る.仕事も人生の一部,仕事も統合の対象であり,対象はこの場合は手段になりうる.そもそも,この目的は職場を選ばない.生きること,何かをすることそのものが自分を見つめる鏡であり,それは目的達成の糧になるのだから.ならば,私は働いてゆけそうだ.しかし,どうせなら世の中や人間というものがどのようなものかを考えるのに有用な仕事がよい.それが何なのか,考えることにしよう.その過程が,その仕事をしたい理由を明らかにするだろう.