「人口」の意味および「郡」の消滅について

人口の意味

 何故,人民の数を人口と呼ぶのか.いつから存在する言葉かは知らないが,おそらくは為政者には人民に食べさせる義務があったためではないかと思う.つまり,どれだけの食料が必要なのかという指標としての「人口」.税の場合は「人頭税」であって「人口税」ではないのは,そういうことかもしれない.そんなことを月曜日にラーメンをすすりながらS先生に話したら,指標の名前の由来を考えてみるのも面白いかもしれないということだった.

郡の消滅

 そういえば,郡制の廃止により地理的呼称としてかろうじて残っていた「郡」も,平成の大合併で1自治体だけになったり消滅したりしてほぼ原形を留めなくなった.これに注目したら面白いものが書けるのではないかという話もしてみたが,純粋な文系のアプローチでできそうだが,大変な手間がかかりそうだとのこと.確かに,骨が折れそうだ.