京都七日目
この日は西陣方面に行くことしか決めていなかったのできわめて行き当たりばったりだった。雨がやんだりぱらついたりと涼しめだったので歩くにはもってこい。
四条大宮〜【千本通】〜【丸太町通】〜【大宮通】〜【今出川通】〜【千本通】〜釘抜地蔵
材木商同業者町になっている千本通を上がる。千本三条から千本丸太町までは普通の大通り。連休でなければ酒を買いに行きたかった佐々木酒造さん近くを通り過ぎ、大宮通を上がる。雨でも濡れずに歩ける「糸屋町」の雰囲気をと思ったが、不勉強故よくわからないうちに今出川通に出てしまった。西陣局で葉書を投函し、千本今出川を上がる。このあたりの千本通はとても好き。釘抜地蔵さんに参拝し健康を祈る。
釘抜地蔵〜【千本通】〜鷹峯・源光庵
北の葬送の地である蓮台野を通り過ぎ、鷹峯まで登る。2回目の源光庵は落ち着いていて好き。
上賀茂神社ではちょうど晴れて、とてもいい気分。
上賀茂神社〜賀茂川〜上賀茂橋西詰〜【新町通】〜【四条通】〜四条大宮
再び雨が降ったりやんだりの中を、新町通を延々下がる。ところが新町通はかなり拡幅されており、室町通を経由すれば良かったかもしれない。
この日の歩行距離はおおむね20km。
京都六日目
「三柱鳥居」で有名な蚕ノ社こと木嶋神社に参拝。不思議な雰囲気だった。
一条山越道の交差点に「千代の古道」と刻んである。和歌の名所のようだ。アップダウンとカーブが多く、車で走ったら楽しいだろうが私はひたすら歩く。ちょっとした丘を越えてカーブを曲がると広沢池が見えてきた。この池は庭園として造られたということだが、私は秦氏が農業用水利施設として整備したものだと思っていた。このあたりに水をためておけば嵯峨野の水田に水を配りやすそうだ。と思っていたら一条通が築堤になっていて、用水を取水しているようだった。
大覚寺門前〜【清滝道】〜【嵐山高架橋】途中まで〜【渡月橋】〜松尾大社
秦氏の氏神でお酒の神様。この日はもう歩かず阪急電車に乗り、四条大宮でお酒を買って宿に帰る。
この日の歩行距離はおおむね10km弱。