解き放て

 バイトのことも含めて,何かにつけて思い通りにならないとイライラする.思い通りにいくことなどない,思いと事象の一致は偶然.そして,自然現象も人の意思もいわば必然.だから,生きることは雨が「降る」ようなものだと思う.でも,雨に「降られる」ように思ってしまい,それを当然のことと思うことができない.雨を恨んでしまうおろかな自分がいる.一体,死以外にこの業火のような感情から自分を解き放つものがあるのだろうか.きっと,ずっと探しているのだろう.おそらくは,解放.くだらない因果律に結論を求めることからは何も生まれない.一つ一つ,解き放つ.そのステップの先に,探しているものがあるのだろう.