徒然

六度万行

とある雑誌の1ページ. 人に親切,言行一致で,忍耐強く,人一倍努力し,反省を怠らず,修養する者に,落伍者はおらず, 欲張りで意地悪,言うこととすることが反対で,ちょっとのことで怒り散らし,だらしない生活をして,反省もなく,修養もしない者は,成…

稽古からの帰りに,紅い葉が混じった木を見つける.秋は昔から好きな季節だと思っていたが,春ほどではないが焦がれる季節であることに気づいた.進む時間に追い立てられる昨日,今日,明日.

Kさんよりメールの返信

昨日の日記の続きだが,昨晩Kさん(今日から伏せ字)にメールをしたところ,今朝さっそく返信していただいた.私は文章を書くのが遅く,加えて判断を先延ばしする性格なので,レスポンスがつい遅くなってしまう.このような場面では文面だけでなく早さも重要…

どこにも辿り着けない

常にたちこめる漠然とした不安.ある日,それでもいいと思えてしまったことが更なる不安を呼びよせた. 七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに 無きぞかなしき

日記をつけることについて

今日はゼミの前日で式の推定をしなければならないので手短に.私は内向的な性格で,これまでつけてきた日記も内向きな内容が比較的多い.そのために毎日書くことには事欠かないのだが,つい先延ばししてしまうために考えたことが残らないというもどかしさを…

夢の断片にて

五つの夢の断片に現れた三人の少女たち.振り返るたびに私に重なる,その姿. 一.一人目はおとなしそうなおかっぱ頭.灰色の街角で,名前を呼ばれるのを待っている.二.二人目はとろんとした目のショートカット.あてもなく街を出て,木にもたれて雨滴を啜…

断片集

客観性を求めるって,宇宙船で地球を眺めるようなものなのかもしれない.非常な努力が必要であるにも関わらず,宇宙から見れば人間はまだ地球から少しジャンプできるようになった段階.自分を対象として眺めるということは,大変だ. 自分の名前は,自分以内…

奨学金返還説明会

食事と家事を終えて大学に戻り,夕方から奨学金返還説明会に出席.返還の流れを紹介するビデオを見せられたが,20分もある代物でしかも学部4年のときに一度見ているものだった.ただ,悪くはなかった.もちろん言わんとすることは「お前ら借りたものは返せよ…

朝の通院

朝7時過ぎに起きたのでひとまずY肛門科に行き受付票を取る.これで診察順が決まるので,できるだけ早く取りに来るのが良いのだが,つい朝は寝過ごし,夕方に行くことが多くなりがち.今日明日は研究室でやらねばならないことが多いので意気込んで来たが,平…

中秋の名月に「縁」をみる

今日の朝刊の一面に,「中秋の名月」という見出しで名駅に浮かぶ月の写真が載っていた.昨日みた月も同じ月,面白い.ひとつの対象を人間だけでも60億の主観を持って眺めるのだ.つまり,月は60億存在しているのと同義.ひとつにして無限大,そしてひとつの…

海を見にいく

明日から東京に行くのであるが,宿泊先を提供してくれる友人への土産および道中の食事などを確保するために買い物へ出た.その帰りに少し遠回りしようと,南へ車を走らせた.ふと海を見たくなって,国道を降りる.曲がりくねった道が海岸へ向かって開けると…

雨宿り

降り始めた雨をよけて,終バスあとの停留所に一人佇む. ふと振り返ってみると,別に悪意の雨など一滴も降ってはいなかったのだと気付く.雨上がりにも何の善意もなく,単なる私の思い込み. 雨音に秋の虫,思わぬ至福の時間.なにもしようがないときという…

断片集〜メビウスの輪にて

1.自己の確定 私は自分のためなら他人のことはどうでもよいと考えている. 2.私への疑心 私は私が確信してきた物事を疑った.なぜ,どうしてそんな確信を抱くようになったのかが曖昧だ.何時,何処とはもってのほか.もしかするとそんな確信はいつの間に…

長月の初日に想う

朝定時に研究室へ.午前中はマクロ経済学の勉強,午後はパソコンいじり.フォントを変えて非常に快適になった.さらに,昨晩変更した携帯電話のメールアドレスを必要最低限の範囲で通知した.仕事を再開して20時前には帰宅.友人と風呂へ行き,食事をする.…

眠れぬ夜は飛ぶに限る

飛ぶ 雨が降る眠れない夜,ふと山の中の貯水池について思いを巡らした.この瞬間,私は紛れもなくこの貯水池にいたのだと思う.自室にある肉体という制約を取り除いてしまえば行きたいところに飛んで行けるのだ.この場合,「肉体という制約を取り除く」とは…

新しい世界へ

さて,日付的には9月になりました.眠れそうで眠れない晩,虫の声を聞きながら考えたこと. 今もそうだが,私はつながりだとかそんなものを疎ましがっている.それは自分をこの場所につなぎとめる碇のようなもので,制約がなければ自由だと思っているからだ…

できれば黙りたいが

バイト二日目が終了して携帯電話を見ると着信あり.かけ直してみたらもう遅かったが,食事のお誘いだった.でもまあ,良かった.正直なところ,人と話すのが怖い.後で後悔するようなことを話してしまう自分が怖い.わからないということは何よりも怖い.そ…

雨音を聞きながら

バイトに行くたびにヨロヨロ.何だろう,とてもつまらないことのために足掻いている.風邪のような症状はほぼ良くなったけれど相変わらず足元はフラフラ,頭はクラクラ. 何だろう,もらったドーナツを食べながら考えた.「またドーナツ」と言った自分を思い…

日記の整理と再開

1ヶ月ほどかけて行っている持ち物の整理整頓およびゴミ捨てがほぼ一段落となる.あとは,来週の火曜日に依頼している古本や中古CDの出張買い取り,研究室の不要書類の廃棄,実家にまだ残っている若干の不要書類と文庫本の処分程度となり,かなり身の回り…